ファインディ株式会社で、エンジニア転職の市場調査を担当している竹内(@t_akeuchi)と申します。
ハイスキルなエンジニアと企業をマッチングする転職サービス『Findy』を中心に展開しているファインディでは、2022年9月にユーザー向けに「エンジニアの転職や働き方に関する意識調査アンケート」を実施しました。
※分析対象回答数402名。アンケート実施概要は文末をご参照ください
今回、そのアンケート結果を分析し、エンジニアユーザー向けのレポートとしてまとめましたので、その内容の一部を先んじて公開させていただきます。(なお、本記事の最後でもご紹介させていただきますが、レポート完全版は2022年10月13日(木)19:00〜のオンラインイベントにてリリース予定です!)
目次
約8割のエンジニアが現状リモートメインで勤務中!中でもフルリモートは約6割
現状の勤務スタイルについて質問させていただいたところ、約8割のエンジニアがリモートメイン(フルリモート+週1-2日程度の出社)で勤務していることがわかりました。
中でも約6割のエンジニアがフルリモートで勤務。コロナ禍で3年目に突入した2022年現在も、エンジニアの勤務スタイルは依然リモートが中心となっているようです。
また、回答者の年収別でクロス分析を実施した結果も、イベント当日にお伝えさせていただきます!
転職経験者・副業経験者は2022年2月と比較して、やや増加傾向に。
次に、転職経験者・副業経験者の増減に着目しました。
転職回数については、回答者の7割強が「転職経験がある」という結果になり、前回調査(2022年2月)、前々回調査(2021年7月)と比較して、増加傾向にあることがわかりました。
また、副業については、4割弱の方が副業経験があると回答しており、こちらも前回調査(2022年2月)、前々回調査(2021年7月)と比較して、増加傾向にあることがわかりました。副業への興味に関しても、約9割のエンジニアが興味があると回答しており、依然副業への興味は高まっていると言えるでしょう。
上場ベンチャー企業、未上場スタートアップ企業が、転職先の企業タイプとして人気!
転職・副業経験者が増える中で、転職先として前向きに考える企業タイプについて質問をさせていただきました。
最も人気を集めたのは、「上場ベンチャー企業」で約7割のエンジニアが回答。次いで人気だったのは「未上場スタートアップ企業」と回答したエンジニアが約6割でした。
一方「大手企業(従業員数1万人以上)」も約5割の回答を集めていますが、現時点でエンジニアに人気の企業タイプは「上場ベンチャー企業」「未上場スタートアップ企業」と言えるのではないでしょうか。
また、毎回SNSなどでも話題になる「働いてみたい企業」の選出も実施しております!今回は働いてみたい理由も併せて質問しており、選出企業の共通点としては「技術力が高い、最先端技術に携われる」「優秀なエンジニアが多い」「グローバルな環境」「給与・待遇が良い」などが挙げられます。
なお、選出企業については、イベント内にて詳細をお伝えさせていただきますので、どんな企業が選出されているかをぜひ予想しながらイベント当日を楽しみにお待ちください!(下記モザイク部分の選出企業名はイベント内で公開します!)
4割弱の企業で、直近1年間でエンジニアへの制度や待遇が改善されている!
続いて、エンジニアの転職・副業が活発化する中で、募集企業は厳しい採用競争にどのように対応しているのかを調査しました。
現在の所属企業で直近1年間でエンジニアに対する制度や待遇の変化があったかを伺ったところ、4割弱のエンジニアが「改善された」と回答していました。
また、回答者を所属企業の規模ごとに分類した結果、
改善された比率が最も高かったのは「未上場スタートアップ企業」、次いで「上場ベンチャー企業」、「大手企業」という結果が出ました。
この結果を受け、私は2つの仮説を考えました。ひとつは、やはり企業規模が小さく、意思決定の早いスタートアップ企業ほど、制度や待遇の改善を図りやすいのだろうということ。
もうひとつは、スタートアップ企業の特徴として、エンジニア採用の成功が事業をグロースさせる鍵になりやすいため、経営陣がエンジニア採用を経営課題と捉えて真剣に向き合っていること。
売り手市場である以上、求職者優位になりやすい側面があるため、企業規模の大小を問わず、エンジニア目線で制度・待遇の改善に動いてくれる企業に今後も人気が集まりそうです。
なお、イベント内では「改善された」とご回答いただいた具体的な改善内容もご紹介してまいりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください!
まとめ・イベントのご案内
今回の調査を通じて、エンジニアの転職市場は依然売り手市場が継続しており、採用難易度が高まる中で募集企業各社が制度・待遇の改善を図るなどの動きが一定数見られていることが分かりました。ご自身や周りのエンジニア、所属企業などでも実感や納得感はありましたでしょうか?
なお、本記事でお見せできたデータはほんの一部となりますので、完全版が気になる方はぜひイベントへご参加いただければ、続きをお伝えさせていただきます!
【イベントのご案内】
タイトル:Findy 2022年最新版「ITエンジニア転職動向調査」ユーザー向けリリースイベント
〜エンジニアの転職や働き方のあれこれを分析してみた。〜
日時:10月13日(木)19:00〜20:30
参加方法:オンラインにて開催。詳細は下記URLよりご確認ください。
URL:https://lp.findy-code.io/events_20221013
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
直近でご転職を検討されている方、転職市場のトレンドが知りたい方は、ぜひイベントのご参加をお待ちしております!
◆調査対象/方法
対象者:Findy登録のIT/Webエンジニア
分析対象人数:402名
期間:2022年9月2日〜9月8日
方法:Webアンケート
回答者の属性
職種別:正社員・契約社員86.6%、フリーランス13.4%
年齢別:19才以下0.5%、20〜24才24%、25〜29才26%、30〜34才23.1%、35〜39才15.7%、40〜44才15.2%、45〜49才8.7%、50才以上6.2%
読んで頂きありがとうございました! 宜しければ、エンジニアの皆様はFindyでご自身のスキル偏差値を測定してみてください。
[正社員の方]
ハイスキルなエンジニアのプレミアム転職サービス Findy
[フリーランスの方]
フリーランス・副業エンジニア向けの単価保証型の案件紹介サービス Findy Freelance
また、Findyでは年齢や勤務形態を問わず、様々な働き方で採用をしています。興味のある方は、こちらからご応募どうぞ!