こんにちは、フリーランス・副業エンジニア向け単価保証型の案件紹介サービスFindy Freelanceで社会人インターンをしている田中(@riiiiiii8sa)です。
最近、ニュースやSNS等で「リモートワーク 」という言葉を耳にすることが多くなりました。以前Findyのブログ「常時リモートワーク が望みではない!ユーザーインタビューでわかったエンジニアがリモートワーク をしたい本当の理由」でもリモートワークについて取り上げたところ、記事に対してたくさんの意見を見かけましたし、日本でもリモートワークの導入が広がりはじめ、関心が高まっているように感じます。ところで世界のリモートワーク事情はどうなっているのでしょうか?
今回の記事では、「2018 Global State of Remote Work」で公開された調査データから、世界のリモートワーク事情をまとめてみます。
目次
リモートワークを認める企業は世界で56%
調査元のOWLLabsでは、南極大陸を除く6大陸23ヶ国の3028人の労働者を対象に調査を行いました。調査対象者の役職・業種は偏りがないよう幅広い範囲を対象としており、役職は一般社員から管理職・経営層まで、業種は金融、政府・教育機関、医療、製造など多様な立場の方にリモートワークの実態を聞いています。
調査の結果、56%の企業で何らかの形でリモートワークを許可しているということがわかりました。フルリモート可な企業は16%で、残りの40%はリモートワークとオフィスでの勤務を組み合わせた勤務形態が許可されていることになります。44%の企業ではリモートワークが許可されていませんでした。
地域別で見るとさらに興味深い結果が得られます。例えば、南米では81%もの人がフルリモートを許可されているそうです。北米でリモートワークが推奨されているのは想像に難くなかったのですが、南米でリモートワークが大多数で浸透していることに個人的には驚きました。また、アジアではリモートワークを許可されている企業が少ない傾向にあるようです。
意外と身近なリモートワーク!半数以上が週1リモート?!
調査結果によると、全体の52%が週に1日以上はリモートワークをしているということがわかりました。月に1度以上リモートワークをする人は、なんと全体の68%に昇り、意外とリモートワークが身近な存在であることが伺えます。
また、全体として見て男性の方が女性よりもリモートワークをしている割合が8%高いという結果も判明しました。私の周りでは、子育てとの両立を理由にリモートワークを選ぶ人が多く、活用しているのは女性の方が多いように感じていたので、個人的には少し意外な結果でした。男女問わずリモートワークしやすい環境整備がさらに進むと良いと思います。
職種別にリモートワークをする頻度についても調査されていました。その結果、常にリモートワークをしている割合が一番高かったのは、Vice Presidentでした。裁量が高まる程、働く場所の自由度が高められるのかもしれません。
リモートワークをする人の方が幸福感を24%も感じやすい?!
労働者がオフィスワークよりもリモートワークを選ぶ理由は何だと思いますか?
この調査によると、一番の理由は「生産性や集中力を高めたいから」のようです。確かに、リモートワークをすれば自分のペースで集中して業務に取り組めそうですよね。
また、リモートワークを選ぶ2つ目の理由は、通勤をなくせるためでした。通勤は日本においてもリモートワークが人気を集める大きな理由になるのではないでしょうか。
地域別の理由で興味深かったのは、アフリカの労働者がリモートワークを選ぶ理由の第一位がお金を節約するためということです。一言でリモートワークと言っても国や地域によってニーズは異なるのだと感じました。
生産性や通勤の回避などを求めて行うリモートワークですが、その効果は実際のところどうなのか?についてもこの調査ではまとめています。
仕事をする中で幸福感や生産性を感じるか?
と質問したところ、少なくとも月に1回以上リモートワークをする人は、リモートワークをしない(できない)人と比べて24%も幸福感や生産性を感じやすいという結果が得られました。
生産性を高めるだけでなく幸福感も上げてくれるリモートワークは、良い事づくしですね。もちろん仕組みや制度面での課題も多々あると思いますが、リモートワークの利点が浸透して、望む人は誰でもリモートワークできる環境が拡大すると良いなと感じました。
リモートワークOKかも仕事を決める重要なファクター
今回紹介した調査結果は、調査対象に日本が含まれていなかったので、別の機会に日本と世界でリモートワークの現状を見比べてみるのも面白そうです。
他地域と比べてリモートワークを許可している企業が少ないアジアの中で、日本もまだリモートワークが十分浸透しているとは言い難い状況ですが、徐々にリモートワークを導入する企業は増えています。
給与よりも働く場所の柔軟性を重視して仕事を決めたいという方も少なくないのではないかと思いますが、リモートワーク可否で仕事を探してみたいと思われたエンジニアの方、よかったらFindyでも求人検索をしてみてください!柔軟な働き方を認めてくれる素敵な企業がたくさんありますのでオススメです。
*記事中のグラフ・図は「2018 Global State of Remote Work」からの抜粋または参考に作成
読んで頂きありがとうございました! 宜しければ、エンジニアの皆様はFindyでご自身のスキル偏差値を測定してみてください。
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